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VR

今からでも遅くない! エンジニア向け「ゼロから始めるVR」

テクノロジーやゲーム系のニュースでは連日、VRの新製品やコンテンツの話題でもちきりです。ひとくくりにVRといっても、デバイスや用途はさまざまですし、今はまだ過渡期。せっかく揃えた高価なデバイスや開発環境が、すぐに使えなくなってしまうのは避けたいものです。VRに興味があっても、ブームが落ち着くまでしばらく様子を見よう、と考えている人もいるかもしれません。

しかし、技術は積み重ねです。たとえブームが去っても、そこから派生したテクノロジーは必ず残り、次のトレンドへと引き継がれます。Webやスマホ、3Dが今や当たり前になったように、VRのテクノロジーは、確実にこれからの標準となるでしょう。

エンジニアにとって、歴史に残る技術には触れておくことは大切ですよね。そこでまずは現在、どんなVR機器やコンテンツが市場に出回っており、開発には何が必要か、ざっくりとまとめてみました。

VRデバイスの種類

スマホ向けVRデバイスとしては、大きく分けるとGoogle Cardboard、Galaxy専用のGear VRという2つがあります。

● Google Cardboard
グーグルが展開している段ボール製のVRゴーグル。手持ちのスマホをセットし、VRコンテンツを視聴します。

● Gear VR
ゴーグル部分にスマホをセットして、VRのアプリをダウンロードし、視聴します。

よりリアルなVRが体感できるハイエンドPCやゲーム機向けのデバイスとしては、Oculus Rift、PlayStation VR、HTC VIVEの3つがあります。

● Oculus Rift
Oculus社(現Facebook社)が開発したハイエンドPC用のVRデバイス。

● PlayStation VR
ソニー・インタラクティブエンタテインメント社が開発した、PlayStation 4の拡張デバイス。

● HTC VIVE
Valve社とHTCが共同開発したVRシステム。

開発エンジンの主流はUnity

VRコンテンツ開発向けのゲームエンジンとしては「Unity」、「Unreal Engine 4」の2つが現在の主流。このうち最も手軽なのが、Unityです。すでに使い慣れている方も多いのではないでしょうか。無料で開発できますし、スマホアプリからPC、家庭用ゲーム機まで対応しています。
よりハイエンド向けのVRコンテンツを目指すならUnreal Engine 4ですが、それなりにハイスペックの開発環境が必要です。Amazon Lumberyardは、作成したゲームをAmazonのサービスで手軽に配信できるのが魅力です。

どれだけ違和感を払しょくできるかが腕の見せどころ

VRのコンテンツをあたかも現実かのように体感してもらうためには、できるだけ不自然さをなくすことが重要です。
個人向けVRデバイスのセンサーでは、頭の動きを追跡しますが、目の位置まではトラッキングしません。つまり、頭の位置はそのまま、目だけをきょろきょろと動かしても、視点が変わらない、といったことが起こります。また、すばやい動きには、映像が追いつかなかったり、音と映像がズレてしまったりする場合もあるでしょう。もちろん、コンテンツとして用意していない空間には、見たり移動したりすることはできません。こうした違和感は、VR酔いにもつながります。これらの問題は、ユーザーさまの視点を集中させるポイントや動きをつける、すばやい動きを要求しないシナリオにする、といった工夫次第で、ある程度は軽減できそうです。

盛り上がっている今がチャンス!
無料で体験できるVRイベントやコンテストに参加しよう

ゲームや映画などのエンターテインメントだけでなく、職業訓練、教育、医療などさまざまな分野での活用が始まっています。EC分野では、Oculus Riftを使って洋服やアクセサリーを試着体験できるVRサービス「STYLY」も2016年度中にスタートする予定だそうです。
実際にVRコンテンツを体験できる場も増えているので、まずは、できるだけ多くのデバイスとコンテンツを体感してみるのがお勧めです。
また、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)では、PlayStation®VR用のコンテンツ企画を募集するコンテストを開催しており、入賞者には、開発機器などの貸し出しサポートをしてもらえるとのこと。まだ開発の環境がなくても、アイデア次第でVRのヒット作が生み出せるかもしれません。