コロプラ・ベアーズ 面白いものを作りたい仲間が集まるベアーズ

『黒ウィズ』デザイナーブログ Vol.6【中途入社 / アートディレクター編】
TEAM

『黒ウィズ』デザイナーブログ Vol.6【中途入社 / アートディレクター編】

白猫黒猫本部

Y.M

アート
ディレクター

私大デザイン科を卒業後、スマホゲーム会社に新卒入社。その後、数社で2Dイラストレーター職に従事し、2018年4月、コロプラに中途入社。現在はマネージャー補佐も務める。

クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ(以下、黒ウィズ)』チームでアートディレクターをしています、Y.Mと申します。2ヶ月ほど前に『黒ウィズ部屋』にいたところをチームメンバーにキャッチされ、このブログのバトンを受け取りました。

「『黒ウィズ』のビジュアルがどんなふうに作られているのか、各セクションのデザイナーがお話しする」というブログなので、私も過去記事にならい、画像を多めに掲載していこうと思います!

コンセプトの決め方

私は『黒ウィズ』のアートディレクターとして、アート面全般の監修をしています。
具体的な業務としては2Dキャラクターの構図を考えたり、社内のイラストレーターや外部の作家さんに描いていただいたイラストにフィードバックをしたり、たまに簡単なコンセプトアートを描いたり......といったことをしています。そのほか3DやUIなどの監修もしたり、イベントごとのコンセプトをプロジェクトマネージャーやプランナー、ディレクター、シナリオライターと一緒に考えたりするのも重要な仕事です。

と、文字で説明されてもイメージしづらいかと思いますので、今回はゴールデンウィーク記念イベント『ザ・ゴールデン2021』(開催期間:2021年4月30日~5月31日)のビジュアルを題材にお話しさせていただければと思います。

(※「アートディレクター」の業務内容は、コロプラ社内でも開発フェーズやチームによって異なるため、今回はあくまでも『黒ウィズ』チームにおけるお話になります)。
te_2021614_b01_kuro_Designer_BLOG_06_800_450.png
まず、『黒ウィズ』で毎月開催される新イベントを企画していく際に、最も重要になるのがコンセプトです。このコンセプト次第でどのようなイベントになるかが決まっていきます。たとえば今回はゴールデンウィーク記念イベントなので、4月から5月にかけてのさわやかな新緑と長期休暇のイメージを合わせて、「新緑 × 休日」というコンセプトでビジュアルを作っています。

そして上記のビジュアルのもとになっているのが以下の「構図ラフ」で、これを作っているのが私です(カットによってはチームメンバーにも手伝ってもらっています)。
te_2021614_b02_kuro_Designer_BLOG_06_800_426.png
基本的に各カットは別々の作家さんによって描かれますが、並べたときには統一感が出るようにしたいものです。そこで構図ラフの時点でおおよその背景やポーズなどをしっかり決めておく必要があります。仮にこのラフが甘いと、1枚1枚のクオリティが高くても最終工程で構図がおかしく感じられたり、バラつきが出てしまったりするものなので、ざっくりに見えて、実はかなり精査して作っています。

ただ、一言で「新緑」と言ってもそのイメージは人によって様々なので「青系ではなく、黄味がかった、陽に透けたような緑」とか「これまでのゴールデンウィークイベントの雰囲気も感じられるように、金色のキラキラしたイメージも入れてほしい」といった感じで、作家同士の中でも認識の齟齬が起こらないように色やライティングのイメージなどもまとめて、事前にお伝えします。

また、『黒ウィズ』には植物を全面に出したイベント『天上岬』のシリーズがありますので、それとの差別化も必須です。そこで今回は暖色系の色味は使わず、キュートではなくフレッシュな方面の色味として、新緑の緑、黄色、白系にするということをはじめに決めました。

このように毎回コンセプトを決め、コンセプトをビジュアルに落とし込んでいく一連の工程が全業務の中で最もむずかしく、一方で一番やりがいのある部分でもあると感じています。

「キュウマ & フウチ」のイラスト制作過程

続いて、右上のカット「キュウマ & フウチ」を例に、より具体的な制作過程を見ていきたいと思います。担当はこのブログのVol.4で「ヴァッカリオ」のメイキングを公開していた2Dイラストレーターの乳母さんです。
te_2021614_b03_kuro_Designer_BLOG_06_800_450.png
以下に掲載する資料は、乳母さんが「『指示書』に沿って絵を描いていく」と解説していたモノの一部になります。こういった情報をまとめて渡すことで、乳母さんのような社内イラストレーターや外部の作家さんに集中して絵を描いていただけるようにしています。
te_2021614_b04_kuro_Designer_BLOG_06_800_612.png
te_2021614_b05_kuro_Designer_BLOG_06_800_1216.png
ちなみに「キュウマ & フウチ」はすでに何度も登場しているキャラで、以前の衣装とそこまで大きく変えない設定だったので、シルエットだけ線画で起こして、ざっくりめにお願いしています。それでも乳母さんからはバッチリ素敵な「初稿ラフ」が上がってきました。色使いもとても綺麗で、もはやラフではないレベルだと思いますが......乳母さんは描くのが速いこともあって、これを「初稿ラフ」としています。
te_2021614_b06_kuro_Designer_BLOG_06_800_1067.png
基本的に『黒ウィズ』の背景は背景デザイナーが担当しますが、乳母さんはその辺りも得意なので背景含めすべて一人で描かれています。
te_2021614_b07_kuro_Designer_BLOG_06_800_1067.png
こうしてイラストができてくると、控えめに言っても、めちゃくちゃ嬉しくて感動します。私に限らず私の周りは基本的にキャラが好きなので、みんなで毎回キャーキャー言って盛り上がっています。そして、リリース後にユーザーさまから「待ってました」とか「これは嬉しい!」といった反応があると、やっぱり一番嬉しいです。常にそれを目指しているので、最も達成感が感じられるのがこの瞬間です。

『黒ウィズ部屋』を訪ねて

ここで、冒頭でも触れていた『黒ウィズ部屋』に関する個人的な感想や、私が見た社内での反応などを書かせていただきたいと思います。それは8周年を記念し、ユーザーのみなさまと一緒に『黒ウィズ部屋』を作るという企画でした(※ 詳細はこちらをご覧ください)。

私は今、在宅勤務なのですが、Slack(コロプラ社内のコミュニケーションツール)に上がっていた『黒ウィズ部屋』の写真を見たとき、これは生で見たいなと思って、久しぶりに会社へ行きました。
te_2021614_b08_kuro_Designer_BLOG_06_800_533.png
プレゼントもそれぞれすごかったのですが、お手紙もたくさんいただいていて、一通一通読んでいるとやっぱり歴史の長さを感じたというか、すごく胸にくるものがありました。特定のイベントやいろんなキャラに対する想いもしっかり受け取りましたし、「リリース当初からやっています」とか「人生の3分の1『黒ウィズ』ユーザーです」とか「親もやっています」とか「子供もはじめました」とか、なかには「ウィズを通して知り合い、結婚した」という方までいらしたりして......『黒ウィズ』を通してつながったご縁がたくさん見られて嬉しかったです。「ファン同士で協力して作った」というプレゼントにも感動しました。
te_2021614_b09_kuro_Designer_BLOG_06_800_532.png
いつも『黒ウィズ』をプレイしてくださっているみなさまに、改めてお礼をお伝えしたいです。

また、私以外にも「在宅だけど、『黒ウィズ部屋』を見たくて、久しぶりに会社へ行った」という人の話をあちこちで聞きました。出社している人に関しても「ちょっと疲れたときとか、煮詰まったときなどにあの部屋に行っていた」ということを聞きました。「行くとパワーをもらえる」というのは、すごくわかる感覚でした。

『黒ウィズ』チームについて

最後に、この媒体が採用メディアということもあるので、一緒に仕事している『黒ウィズ』チームについても少し書いておきたいと思います。

私はコロプラ入社と同時に『黒ウィズ』チームに入って丸3年が経ったところなのですが、周りの人たちを見ていてずっと変わらないなと思うのが、「自分たちが作っているゲームに対する愛情と責任感がすごく深い人たちで、とてもポジティブに仕事をしている」ということです。みんな『黒ウィズ』に対する愛情を持っていて、一人ひとりが常に「何か新しいことをやりたい、喜んでいただけるものを作りたい」と思っている、その良い雰囲気がずっと続いている感じです。

雑談から仕事の話まで、とにかくコミュニケーションが多くて、単純に仲が良いのだと思います。それが仕事につながって、ものすごい爆発力を持つようなこともありますし、そもそもプロジェクトマネージャーが各セクションのメンバーがやりたいことを尊重してくれるので面白いイベントができて、良い方向に働いているような気がします。チーム全体でお互いの信用が厚いのが特徴です。

私たちはこういうチームで、ユーザーさまの生活が『黒ウィズ』によって少しでも楽しく、素晴らしいものになることを願って作っていますので、これからも『黒ウィズ』を元気にプレイしていただけるといいなと思います!