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日時指定入場制チケットで、混雑状況はどう変わる?  『フェルメール展』の記者発表会に行ってきました!
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日時指定入場制チケットで、混雑状況はどう変わる? 『フェルメール展』の記者発表会に行ってきました!

2018年10月5日(金)から2019年2月3日(日)まで、上野の森美術館で『フェルメール展』が開催されます。7月24日(火)に行われた記者発表会では、日本初公開作品『赤い帽子の娘』と『ワイングラス』を含む全8点が発表され、さらに「日時指定入場制」という、日本の美術展では珍しい入場システムの詳細が公開されました。

記者発表会は、本展のナビゲーターを務める女優の石原さとみさんが「フェルメール・ブルー」と称される鮮やかな青色のワンピースを着て登場したことでも話題になりましたが、日本におけるフェルメールの人気と、世界的に見ても希少な『フェルメール展』の開催ということで、非常に多くの報道陣が集まりました。
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ヨハネス・フェルメールとは、1632年にオランダで生まれた風俗画家です。21歳から43歳で没するまで画家として活動を続けましたが、現存する作品はわずか35点のみとも言われています。質的なバラツキが少ないのもこの画家の特徴で、その1点を観るためだけに海外の美術館を訪れるファンが世界中にいます。

これまで日本では、2008年に東京都美術館で行われた『フェルメール展』に当時史上最多となる7点が揃い、118日間で93万人の来場者数を記録したことがありますが、本展はそれを上回る8点が揃うという、まさに日本美術展史上最大の『フェルメール展』になります。
アメリカ、ドイツ、スコットランド、オランダ、アイルランドの5か国から作品が集まる大変貴重な機会になるわけですが......気になるのは、やはり "混み具合" ですよね。
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日時指定入場制で、"混雑状況" はどう変わる?

私たちコロプラでは社員のインプット支援として、業務時間内にデザイナーが美術展へ行ったり、エンジニアがゲームカンファレンスへ行ったりすることを推奨していますが、「混雑必至」のイベントに行くのはなかなか難しいと感じています。

昨今、人気の美術展では「前売券を持っていても、美術館に入館するのに5時間かかった」とか、「会場に行っても当日券が買えず、翌日行き直した」といったことが起こり、ニュースやSNSでもそのような問題が度々上がります。コロプラでもそのような展示に「みんなで行きたい」という声が上がるわけですが......「ちゃんと観られるかわからないよね」という話になり、二の足を踏みます。でも今回の『フェルメール展』は、「日時指定入場制」の導入によって、少し事情が変わってきそうです!

『フェルメール展』の日時指定入場制とは?

「日時指定入場制」とは、事前に【来場日】と【会場に入る時間帯】が指定されたチケットを購入して会場に行けば、"比較的スムーズに入場できる" という、欧米では一般的なシステムです。日本ではジブリ美術館草間彌生美術館などが取り入れていますが、"展示内容に関わらず通年で導入" していますので、本展とはちょっと事情が異なります。

今回の『フェルメール展』では1日を6回に分けており、来場者はどの時間帯に入場しても閉館時間までいられます(どの時間帯のチケットも料金は同一です。日によって閉館時間が異なります)。

❶ 9:30~10:30までに入場
❷ 11:00~12:30までに入場
❸ 13:00~14:30までに入場
❹ 15:00~16:30までに入場
❺ 17:00~18:30までに入場(17:00閉館の日は選択不可)
❻ 19:00~20:00までに入場(17:00、19:00閉館の日は選択不可)

ただし、「日時指定だから、1秒も待たずに入場できる」というわけではありません。同じ回のチケットを購入した来場者が同時間帯に集まることになりますので、各時間枠の入場開始直後は入場待ちや混雑の可能性が高くなります(『フェルメール展』の公式サイトでは、時間枠後半の入場をオススメしています)。

それでも、"長時間並ぶことはなく、確実に入場できる" という保証があるわけで、日本の美術展においては画期的なシステム導入と言えるでしょう。
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開館時間も20時30分まで延長され、
来場者全員に、音声ガイドが無料で提供される!?

さらに今回は "来場者全員に、音声ガイドが無料で提供される" とのこと。チケット料金が一般1名2,500円と少し割高ですが(日本の美術展チケットの相場は1,000円〜1,800円程度なので)、通常500〜600円で貸し出しされる音声ガイド(本展では石原さとみさんが担当)が含まれていると考えれば、うーん......「割高」か「割安」か、ここは意見が分かれそうなところですね。

ともあれ、本展は休館日も少なく、かつ20時30分まで開館している日が多いなど、これまでの美術展とは一線を画した取り組みが随所でされています!

ちなみに、上記の「前売日時指定券」は2,500円ですが、「当日日時指定券」2,700円もあります。ただし、「当日指定券は販売枠に余裕がある入場回のみの販売」ということなので、注意が必要です。

『日時入場指定制』の導入により、団体、あるいは時間が限られた旅行者の方などにも行きやすい展示になるのでは、と期待が高まります。また、「入場前に長時間並んで疲れてしまい、ちゃんと見ることができなかった」といったことも少なくなるはずで、これまでにあった様々な問題から解放されて、心ゆくまで目の前の作品を堪能することができそうです。
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改めて、フェルメールの魅力と、
最も重要な観覧ポイント

さて、フェルメールはしばしば「光の画家」と評されるように、言葉では言い尽くせないほど "自然光" の表現に長けていて、さらに "背景の壁" や "布" といった、普通なら脇役にされるようなモチーフも驚くほど緻密に、巧みに描いた画家です。

しかし存命中はそこまで人気があったわけではなく、没後のおよそ200年間は一部の愛好家に知られている以外は美術史から埋没していました。20世紀になって作家のマルセル・プルーストが『失われた時を求めて』の中でその作品に触れたり、劇作家のポール・クローデルが高く評価したりしたことで徐々に注目されていったわけですが、その価値を理解できる有識者が現れるまで、不遇の時代が続きました。

今回はそんなフェルメールの8点が『フェルメール・ルーム』と呼ばれる一室に集まるとのことで、制作時期が異なる作品を自由に見比べることもできそうです。
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また、日本初公開となる『赤い帽子の娘』は12月20日(木)までの限定展示になりますので、本作をご覧になりたい方にはそれまでの観覧をオススメします!

もう1つ押さえておきたい重要ポイントが、2019年2月16日(土)〜5月12日(日) の大阪展は日時指定制になるかどうかはわからないということです。東京展には展示されない作品『恋文』が目玉になるのは間違いないと思いますが、大阪展の展示作品は点数含め、決まっていないとのこと。各種情報は大阪展の特設サイトで随時更新されていくそうなので、こちらからご確認ください。

その他、「みどころ」や「作品紹介」は『フェルメール展』の公式サイトにしっかりまとまっていますので、そちらからご確認いただければと思います。フェルメール以外の作品、17世紀オランダ絵画の傑作約40点も展示されるとのこと。楽しみですね。

みどころ
作品紹介
チケット情報の詳細
チケット情報はじめ「よくあるご質問」

「多くの方に楽しまれるものをインプットして、最高のアウトプットをしよう!」というスタンスのコロプラでは、ゲームに限らず、映画、美術展、コンサートなどのエンターテインメントに触れることを社員に推奨しています。その体験リポートも本サイト『コロプラ Be-ars』で随時リポートしていきますので、あわせてご覧いただけると幸いです。

【フェルメール展(東京展)】

会期   2018年10月5日(金)〜2019年2月3日(日)
会場   上野の森美術館
住所   東京都台東区上野公園1-2
開館時間 9:30~20:30 ※入場は閉館の30分前まで
休館日  2018年12月13日(木) ※休館日が追加となる場合あり
前売日時指定券 一般 2,500円 / 大学・高校生 1,800円 / 小中学生 1,000円
当日日時指定券 一般 2,700円 / 大学・高校生 2,000円 / 小中学生 1,200円 ※販売枠に余裕がある入場回のみの販売