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SPECIAL

Vol.4 イラストやキャラクターデザインで働きたい学生向けポートフォリオとは

「かわいい・かっこいい」を操作する!意図のあるポートフォリオ

自分に興味を持ってもらうために、イラスト好きなあなたに合うポートフォリオ作りのポイントをお伝えしていきます。

ポイント1:今の流行りと、自分の好きなテイストを明確にしておく

世の中のありとあらゆるものには、時代によって流行りがあります。それはイラストにおいても同じです。現在、多くの人に求められているイラストと、20年前のイラストはテイストが異なっているはずです。

_自分なりのかわいい.jpg

たくさんのイラストを描き、イラストを見てきた人は、それぞれに好きなテイストを持っているため、それが個性につながっていることも多いのですが、ここで気をつけなければいけないのは、「世の中の流行りと自分の好みはイコールではない」ということです。自分のテイストを持つことがいけないのではなく、「自分と、届ける相手が求めているもの(可愛いと思うもの)は異なっている可能性がある」ことをしっかりと理解することで、意図した魅せ方を考えることができます。

第1話第2話で、ポートフォリオを作るために必要なことをいろいろと考えてきたので、そのついでに「自分の好みは、世の中全体を見渡した時に、どこと共通しているのか?」を考えてみましょう。

_今時のイラスト.jpg

ポイント2:自分はイラストの何が好きなのかを探る

「イラストが好き」「好きなことを仕事にしたい」と、ひと言で言っても、人によってイラストに対する考え方が様々なので、そもそも何を軸として進む先を決めればいいのか......という問題に行き当たる人もいるのではないでしょうか。
「イラストを描くなら、きっとイラストレーターだろう」「イラストも好きだが、それ以外の表現方法にもチャレンジしてみたい」「イラストを描く時には世界観も考えて描きたいから、考えることも仕事にしたい」などなど。人によって様々な考え方があると思いますので、第2話でお伝えしたように、まずは「自分」を振り返ることが大切です。しっかり振り返ることによって、目指す職種が変わってしまう人もいるかもしれませんね。

その上で、イラストを通して何をアピールしていくかを考えていきましょう!
同じイラストでも、簡単な工夫で伝わり方が驚くほど変わりますよ。

_いろいろなイラスト.jpg

ポイント3:相手の心に入り込みやすい工夫をする

さぁ、いよいよ自分のイラストをポートフォリオのためにアレンジしていきましょう。
ただ描いたものを並べるのではなく、自分の伝えたいことを感じてもらえるデザインを心がけましょう。あなたは、相手にどのように感じて欲しいですか?

_かわいいイラスト.jpg

「同世代のどんな人にだって私の描いたイラストは負けない!」
そんな想いを持っているなら、1体の自信作をセンターに立たせましょう。これまで学んだスキルを惜しみなく伝えるには、余計なものはいりません。可愛さ、格好良さ、小道具やアクセサリーの細部にわたるこだわり、手先足先まで気持ちの行き届いたポーフォリオで作品を見せつけましょう。

「キャラクターは1体ではなく、周りのキャラクターとのバランスだ!」
そう考えるあなたは、メインに加えて複数のキャラクターを配置したいはず。横並びなら用紙サイズは横長がベストです。相手の視界全てを自分が作ったキャラクター達で占領しましょう。

「キャラクターは背景と共にあることで映える!」
そう強く考えるあなたは、1枚画がメインになるはず。キャラクターにフォーカスした縦長、世界観を余すことなく伝えたい横長。元画像が正方形だとしても、切り取り方によって伝わる印象は変わるはず。キャラクターが活きるワンシーンを切り取りましょう。

_イラストの見せ方.jpg

「これまで、たくさんのイラストを描いてきたことを伝えたい!」
そんなあなたが注意しなければいけないのは、同じようなページが増えないようにすること。ポートフォリオをめくってもめくっても、キャラクターの立ち姿......。見る人は飽きてしまいますし、せっかく素晴らしい作品があっても、代わり映えのしない人に映ってしまいます。
並べ方やサイズにメリハリをつけて、1体で作品の質を見せるページと、たくさんのキャラクターをまとめるページで分けてみるといいでしょう。並べた際のキャラクターの色合いも、印象を変えるアクセントとなります。

「キャラクターは顔だけではない、ポーズやアングルによって魅力が増す!」
可愛さや格好良さをアピールするために、構図から考えに考え抜いているあなた。センターに配置するだけでなく、フォーカスしてほしい部分を拡大したり切り取ってみたり、伝え方を工夫するとさらに印象的なポートフォリオになるでしょう。相手に任せるだけでなく、自分の押しポイントを明確にしましょう。

_例えばカエル好き.jpg

ポイント4:意図を感じさせる魅せ方

素晴らしいイラストは、そのままの状態でも素晴らしいに決まっていますが、「それをどのように魅せるか」という工夫が加わると、さらに良くなるイメージが湧いてきませんか?

表情、仕草やポーズ、単体なのか仲間がいるのか、何をしているシーンなのか、どんな世界に立っているのか。可愛い部分に注目を集めたり、格好良い部分に目がいく工夫、配置やページの流れは、イラストテクニックに加えて作者の意図を感じさせます。

ポートフォリオは、自分の分身です。ただ見せるのではなく、見て欲しいところを見てもらう工夫を心がけてみてください。

_個性的なイラスト.jpg

最後に

イラストは、それだけでも素晴らしいものです。だからこそ、ただ、作品としてまとめるだけでなく、自分の意図を伝えてくれる要素としてポートフォリオに盛り込むことができたら、相手をワクワクさせる自分の分身へと変身してくれるのです。
次回は「グラフィックデザイン」を専攻する方にフォーカスしてお話をします。乞うご期待!