コロプラ・ベアーズ 面白いものを作りたい仲間が集まるベアーズ

SPECIAL

Vol.2 就活中のデザイナー必見!ポートフォリオ作りの6つのポイント

自分の分身であるポートフォリオ。今回は作品を集めただけのものではなく、自分をアピールしてくれる心強いものにするために必要なポイントをお伝えしていきます。

ストーリーを考えて組み立てる、ポートフォリオの作り方

_ストーリーを組み立てる.jpg

ポイント1:自分のこれまでの作品を振り返る

相手に自分を伝える時に、一番大切なのは今の自分です。
この数年で何を学び、どんなものをアウトプットしてきたのか。そこが伝わらなくては意味がありません。

しかし、あなたがものづくりをしてきたのは「ここ最近」だけでしょうか?
例えば、小学生時代にものづくりに興味を持ち、それからずっと何かしら作ってきたとしたら、今まで継続してきた経験は「ものを作る世界でずっと生きて行く」という想いに対する裏付け(安心感)につながるはずです。そして、そういった想いまで伝えることができるものがポートフォリオなのです。しっかりと自分のことを伝えていくためにも、ただ単に作品を並べるのではなく、ものづくりの経験の長さや、取り組んだ時間の濃さをしっかりと振り返ってみましょう。

方法は問いません。昔の作品を引っ張り出してきて、自分のこれまでを振り返るのもいいでしょうし、むかしのアルバムを探し出して、その時に作っていたものや、楽しいと感じていたことを箇条書きにしてもいいです。これは、いざ相手と話す機会をもらった際にも役に立ちますので、時間の変化とともに「変わってきた自分」「変わらない自分」をハッキリさせておきましょう!

6af8a8316bf6a06a6b3098a9a7503c56d596defb.jpg

ポイント2:伝えたいこと(自分がアピールしたいこと)をリストアップする

自分のこれまでを振り返ったところで、何かしらの自分の特徴が見えてきたと思います。一つのことを真っ直ぐ続けてきた人、多くのことに興味を持ち、たくさんの作品を作ってきた人。取り組んだ作品にかける時間と集中力は誰にも負けないという人。これまでの経験に正解はありません。「相手に知ってほしい自分」をリストアップしていく中で「一番伝えたい自分」を決めましょう!

そして、もう一つ大切なのは、「これからの自分」です。

社会に出るにあたって、「何をしてきたか」ということも重要ですが、「何をしたいか」ということも、とても大切です。これは、次回以降の記事でも触れる予定ですが、「これまで絵画を描いてきたからデジタルの世界は......」であったり、「デザインを学んでいるので、表現方法は広告かWEBかなぁ......」という狭い視野ではなく、自分が作ったものをどんな世界にアウトプットしていきたいかを、ぜひ考えてください。

技術や流行がどんどん変わっていく今。
表現する先が変わったとしても、
自分を振り返ることで、変わることのない想いを見つけられると素晴らしいですよね!それを伝えてくれる宣伝担当役のポートフォリオを生み出しましょう!

_伝えたい思い.jpg

ポイント3:リストを並べ替えてストーリーを作る

さぁ、いよいよ伝えたいことが見えてきましたね!ここからポートフォリオの設計に入ります。

■ 準備

「付箋」を大量に用意してください。横長よりも正方形のものの方がたくさん書けるのでオススメです。学校の売店に売っているものでOKです!これは、あくまでも一例ですので、同じことが出来れば方法はなんでも問題ありません。

IMG_0226.jpg

■ ブレスト

その付箋に「一番伝えたい自分」を書くところから、分身づくりは始まります。たくさんの付箋が貼れそうな壁や机の一番上に、「一番伝えたい自分」を貼りましょう。

その下に、「相手に知ってほしい自分」を付箋1枚に1つずつ記入して適当に貼っていきます。あとで順番を入れ替えるので、とにかく伝えたいことを思いつく限り全て書き出します。
「1番注力したのは油絵」「かわいいイラストが得意」「多くの情報をまとめるのが得意」「色彩感覚イケてるでしょ」「デッサン頑張りました」「模写が得意です」「最近流行のデザイン学んでます」「書く前には必ず情報を集めます」「絵を描く以外には歴史が好きです」「書いた量は誰にも負けません」などなど。
伝えたいことは、たくさんあればある程いい分身がつくれますよ。

メモを準備_ポートフォリオ

■ 整理

さて、適当に貼りまくった付箋ですが、ここからはどんな順番で伝えていくかを考えましょう。これが相手に伝わるストーリーにもなるのです。

ポートフォリオを手に取った相手に、最初に伝えたいことは何でしょうか。
やはり「一番伝えたい自分」ですよね。ポートフォリオを制作するにあたって、一番伝えたいことはメインとなる表紙に持ってくるように意識しましょう。
人気の企業には何百冊というポートフォリオが送られてくるはずです。その中から、自分に興味を持ってもらうには、表紙が魅力的な方が確率が上がると思いませんか?これはコンビニに置いてある雑誌と同じですね。表紙のデザインを変えられなかったとしても開いてすぐのページはとても大切だと考えた方がいいでしょう。

その相手にどういう流れで自分自身を知ってもらいたいかを想像し、順番を入れ替えてみてください。

整理していくうちに、「同じページ内で一緒に表現できるかもしれない」と思う項目や逆に、「これは1ページでは無理だ、見開きや複数ページにわたって伝えよう。」と思う項目もでてくると思います。
自分の作品を思い出して、多い少ないということは考えず、まずは伝えたいこととその重要度を考えて順番と量を決めて整理していきましょう。

メモを整理_ポートフォリオ.jpg

ポイント4:ストーリーに合わせて作品をはめ込む、さらにリデザインする

やっと並べ終わりましたね!これがあなたの分身のシルエットです。ここから表情を出していきましょう。
整理された付箋の項目に合わせて、自分のどの作品をどうやって入れていくかを決めていきましょう。付箋の横に、もう一枚付箋を貼って書いていくのが便利です。

いくつか例を挙げてみます。
・「かわいいイラストが得意」=自分の中で一番自信のあるかわいいイラスト1枚(これから最高の1枚をつくる)
・「書いた量は誰にも負けません」=これまで書いてきたイラスト20体を1枚のページにまとめる(すでにあるものをリデザイン)
・「1番注力したのは油絵」=縁なしでめいいっぱい自信作(今つくているものを綺麗に撮影)
・「書いた量は誰にも負けません」=これまで書いてきた絵画を小さめにして複数枚まとめる(すでにあるものをリデザイン)

などなど、伝える内容に合った作品を探してきたり、リデザインして伝わるように再度手を加えたり、まだ作品としてはないが、これから作るものなどを、しっかりと分かるようにしておきましょう。

メモをタグ付け_ポートフォリオ.jpg

ポイント5:全体を見返して意図が伝わるかを確認し、作業開始!

伝えたい項目とそこで使用する作品が決まってきたところで、全体を見返してみましょう。
ここでは考えすぎずに、自分の考えたイメージと並んでいる付箋のストーリーが合っていればOKです。
早速作業に取り掛かりましょう!

フォトショップ_ポートフォリオ.jpg

ポイント6:人に見せて意見を聞く

ポートフォリオの構成が出来上がったとしても、それだけで満足してはいけません!
自分をアピールしてくるということは、必ず誰かに見せるもの。全貌が見えてきたら、一度普通の紙に印刷して誰かに見てもらいましょう。これが意外と重要なのです。
自分で思っていたことと、人が考えていることが違うことに気付くきっかけとなります。同じ勉強をしている人に見せるのもいいのですが、アートやデザインの勉強をしていない友達に見せると、意外な答えが返ってくるかもしれません。

自分ではたくさん見てもらいたいと思ってページを増やしたのに、それが以外とくどいと感じられたり、手に取りやすいように小さめのサイズで作ったのに、作品が小さくて細いところが見にくいと思われたり、自分自身は明るくて活発なのに、作品がダークなイメージや人間の奥底を表現するもので、人柄と作品をつなげられず、うまく伝えられなかったり。

相手の感情を動かす要因は様々です。見てもらった相手が言うことが必ずしも正解ではありませんが、一つの事実としてしっかりと受け止めて改善策を考えるきっかけに出来るかどうかは、とても重要です。もらった意見を元に、可能な限りブラッシュアップしていきましょう。

分身を作ることに必死になるあまり、自分磨きを忘れないように!

自分探し_ポートフォリオ.jpg

最後に

デザイナーと言っても、経験は様々。
これまでの異なる経験を活かすポートフォリオ制作は、次回以降お伝えしますね。
次回は「ファインアート」を専攻する方にフォーカスしてお話します。