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コロプラVRチームが技術提供をしたリアル脱出ゲーム『さよなら、僕らのマジックアワー』、舞台裏プチインタビュー
SPECIAL

コロプラVRチームが技術提供をしたリアル脱出ゲーム『さよなら、僕らのマジックアワー』、舞台裏プチインタビュー

柏原 崇生

VRエンジニア
マネージャー

比留間 和也

VRエンジニア

簗瀬 研太

VRエンジニア

株式会社SCRAPが主催するリアル脱出ゲーム」は、参加者がある空間に閉じ込められ、謎を解き明かすことで脱出を目指すという "体験型エンターテインメント" です。
2007年の初開催以来、400万人以上を動員しているとのことですが、やはりコロプラ社内にもファンが多く、リアル脱出ゲーム部(コロプラの部活)のメンバーはほぼ毎月参加しているほどです。

今回は、そんなリアル脱出ゲームの最新作『さよなら、僕らのマジックアワー』(公演:2019年2月24日まで)に、我らがVRチームのエンジニアが技術提供しているそうなので、ちょっと話を聞いてきました。普段はコロプラのVRゲームを作っているメンバーがSCRAPさんとものづくりをする中で感じたこととは?

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『さよなら、僕らのマジックアワー』
舞台裏プチインタビュー

『さよなら、僕らのマジックアワー』は、数あるSCRAPさんのリアル脱出ゲームの中でも待望の完全新作だったということですが、制作協力をするまでの経緯はどのようなものだったんでしょう?

柏原 まず、世界的にXR(AR、VR、MRの総称)の技術が向上していく中で、従来の "VR脱出ゲーム" をもっと盛り上げられそうな技術が増えていて、 "これ謎解きに使えないかな" と思うような新技術がいくつかあったんですね。

比留間 そこでVRヘッドマウントディスプレイを装着すると見える "指紋" とか "足跡" といった、謎解きの世界で一役買いそうなアイテムのモックを作って、SCRAPさんに遊びに行ったんです。今こういう技術があるんですが、これらを組み合わせて何か面白いものを作りませんか」と......いわゆる技術デモですね。

簗瀬 それがそのまま採用されたわけではないんですけど、ちょうど『さよなら、僕らのマジックアワー』のクライマックスシーンのギミックを考えていらしたタイミングで、僕たちの技術を使っていただけることになったんですが......最終的に使ったのはVRの技術じゃないんですよ(笑)。

コロプラのVRチームが技術提供しているのに、VRの技術ではない!?

柏原 はい。SCRAPさんが本当に表現したいものについて確認していくうちに、そこでVRを使う必要はないと判断しまして、実際に使ったのは画像認識の技術になります。具体的には、"仮想キャラクターとのインタラクティブなコミュニケーションを実現した" という感じですね。

簗瀬 ある意味、MR(複合現実)に近いかもしれませんね。現実空間のものを仮想空間のキャラクターに認識させているので。

比留間 初めは "探偵7つ道具の1つくらいになればいいな" と思っていたのが、気づけばサーバーと連携している、メインシステムの部分に携わらせていただきました。
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ちょっとピンとこないのですが、VRチームがVRの技術を使わなかった理由を教えていただけますか。

柏原 単純に、このコンテンツではVR以外の技術を使うほうが適していたからです。そもそも技術って、"この表現をするためにこの技術が役立つ" という視点から使うべきもので、"この技術を使って何かできませんか" というのは間違いなんですよね。だから様々な技術を自分の引き出しに入れておくことは必要なんですが、エンタメを作りあげるときには、"お客さまにとって最も最適なアプローチとは何か" という視点で作らないといけないわけです。今回、SCRAPさんとタッグを組むきっかけになったのはVRでしたが、かなり早い段階から「別にVRじゃなくてもいいよね」という話になっていました。

比留間 改めて考えると、リアル脱出ゲームで大事なのは "没入感" で、VRと一緒なんですね。"お客さまがその世界に入り込むためにどんな技術が必要なのか" と考えると、VRでもARでもなく画像認識の技術だったんです。

簗瀬 SCRAPさんとは "エンターテインメントでお客さまに楽しんでいただく" という軸が同じだったので、意思疎通も早かったですし、相乗効果も生まれたと思います。

比留間 ただ、リアル脱出ゲームは、"謎解き" というゲームの性質上、お客さまは1回しか参加できないものなので、そこにある緊張感は特有のものでしたね。

作り手側には "舞台裏の緊張感" みたいなものがありそうですね。

柏原 それで言うと、僕たちはふだんスマホゲームを作っていて、お客さまが直接遊んでいるところってなかなか見られないんですが、今回150名くらいの方が一斉に盛り上がったり感動したりしているのを見たときは、かなり嬉しかったですね。すごい達成感がありました。

簗瀬 年齢や性別問わず、そこに参加する全員が没入できる作品ですよね。

比留間 VRと同じで、体験しないとわからないのがリアル脱出ゲームです。SCRAPさんと一丸になって制作しましたので、ぜひたくさんの方に体験していただきたいと思っています。

多くの方に楽しんでいただけるといいですね。今日はありがとうございました!!

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『さよなら、僕らのマジックアワー』イベント概要

◆ 日時
 2018年11月16日(金)〜2019年2月24日(日)
※ 1月15日(祝) は休館。
※ 公演時間は順次発表となります。こちらのサイトからご確認ください。
◆ 場所
 東京ミステリーサーカス(新宿)B1F/ヒミツキチラボ(大ホール)
 東京都新宿区歌舞伎町1-27-5 APMビル
◆ プレイ形式 
 1チーム4名編成で各回150名ほどが同時に参加しますが、ゲームはチームごとに挑戦していただきます。
・制限時間:60分
・所要時間:ゲームの説明&解説を含め110分程度
◆ チケット料金
一般/学生/高校生/グループチケット/反省会キット付きグループチケットの5種類があります。平日/土日祝で料金が変わりますので、詳細は公式サイトの「チケット情報・購入」からご確認ください。