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採用オウンドメディアの作り方 『コロプラBe-ars』編集長ブログ Vol.1
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採用オウンドメディアの作り方 『コロプラBe-ars』編集長ブログ Vol.1

ブンブン

HR本部ベアーズグループ『コロプラBe-ars』編集長

2007年、新卒で広告制作会社に入社。2009年からはSOHOとして活動。ライターとして様々な業界の記事を制作し、オウンドメディアの立ち上げにも参画。2016年コロプラに入社。

初めまして。コロプラの採用オウンドメディア『コロプラ Be-ars(以下、Be-ars)』の運営を担当しております、ブンブンと申します。2016年に入社して以来、Be-ars の記事をたくさん書いてきましたが、これまで「Be-ars とは」についてまとめて書く機会はありませんでした。その理由は明確で、"Be-ars の読者はあくまでも求職者の方がメインで、Be-ars 編集部に関心を持たれることはないだろう" と考えていたからです。

しかし先日、Indeed Japanさん主催の『オウンドメディアリクルーティング アワード 2019』入賞の連絡を受けまして、もしかしたら今後は "採用オウンドメディアに興味を持っている方" や "オウンドメディアの運営で悩んでいる方" がこのサイトに訪れてくださるかもしれない......と思い始め、恐縮ながら編集長ブログを書かせていただくことにしました。
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というわけで、本連載では「採用オウンドメディアの作り方」や「オウンドメディアを長期的に続けるためのコツ」などについて、情報をまとめていく予定です。

今回のINDEXは以下になります。
1 オウンドメディアリクルーティングアワード2019 〜エントリーから入賞までの経緯〜
2 なぜ入賞できたのか? 〜『コロプラで働く3つのキーワード』から紐解く〜
3 Be-ars 独自の運営方針 〜KPIの立て方〜
4 採用オウンドメディア運営の面白さと制作体制

月1の更新を目指しますが、本記事の後半で記す「Be-ars 独自の運営方針」により、それを守れない月もあるかもしれません。ごゆるりとお付き合いいただけると幸いです。
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1 オウンドメディアリクルーティングアワード2019
〜エントリーから入賞までの経緯〜

実を言うと、この賞の存在を知ったのは "エントリー受付締切" の3日前でした。部長から「ブンブン、これにエントリーしてみない?」とURLが送られてきて、「へー、こんなのがあるんですね。全然通る気がしませんが、出しておきますね」と弱気なことを言ったのを覚えています。それから【概要・目的】【施策・取り組みの成果】【その他アピールポイント】という3つの項目(各1,000字程度)を記入し、締切日の18時頃、ギリギリでエントリーした後は......すっかり忘れていました。

それがある日、「1次審査を通っているよ!」と部長から言われ、私は半信半疑のまま関係者に報告しました(まさか入賞するとは思っていなかったので、その時点で報告しました(笑))。みんなが喜んでくれたので、良かったなと思いました。

2 なぜ入賞できたのか?
〜『コロプラで働く3つのキーワード』から紐解く〜

この賞今年創設されたもの(Indeed Japanさんから発表されたのは2019年9月初旬)なので、2015年11月からこのメディアを運営してきた私たちは、この賞の受賞を目指してきたわけではありません。だから "自分たちなりに運営していたところを、たまたま評価していただいた" という感じで、嬉しいというより、ほっとしたというのが正直なところでした。

ただ、入賞の連絡を受けてからは、"なぜ入賞できたのか" と考えるようになりました。業界を問わず、様々な企業がエントリーしているアワードで、なぜ評価していただけたのだろう......と考える中で、ふと思い浮かんだのは『コロプラで働く3つのキーワード』でした。

『コロプラで働く3つのキーワード』を簡単に記すと、以下のようになります。

1 素直さ
 ∟ 人の意見を真摯に受け止めることができ、最善策を素早く考えること。

2 我が事(わがごと)感
 ∟ より良いエンターテインメントを提供していくために、職種やチームが違っても、全ての仕事に対して "我が事感" を持って接すること。

3 徹底したユーザー思考
 ∟ "どんなゲームだったら、多くのユーザーさまに本当に喜んでいただけるか" を真剣に考えること。

コロプラは、900名を超える社員の約8割がクリエイターというエンターテインメント企業で、2008年の設立以来、様々なジャンルのゲームを開発・運用してきました。"面白いものを作る" がモットーで、そのためには職種やチームの垣根を越えて意見を言い合うのが文化になっています。

Be-ars に関して言うと、ローンチされた当初(私の入社より半年ほど前のことになります)、UIの改善ポイントをまとめてくれたのは社長だったと聞いています。また、「複数の人が出演する記事では、名前の色を人ごとに分けるほうがいいんじゃない?」とチャットをくれたのは前CHRO(現CMO)ですし、「うちのメディアなら、もっとフランクな会話文でいいのでは」と言ってくれたのは面識のない他部署の部長でした。ほかにも、この話には続きがあって、それを入れたらもっと面白くできるのでは?」と、完成間近の記事をさらに盛り上げてくれたのは現CHROですし、「この記事には、このリンクを貼ったほうがいいと思います」と連絡をくれたのは新卒社員で......と社内のあちこちから日々 Be-ars 編集部に意見が届き、それに一つ一つ向き合っていった結果、今に至ります。

というわけで、はじめから現在の Be-ars を作れたわけではないんですね。もちろん、Be-ars 編集部も言われたことを全てそのまま反映するわけではなく、よく検討して、"あえて対応しない理由" があれば、それを伝えて、解決してきました。

こんなふうに書くと、"コロプラのような企業文化でないと、採用オウンドメディアは成立しないのか" と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。Be-ars も私が入社した当初は「採用のためのメディアって何!?」とか、「現場はゲーム制作に集中したいのに、なぜこんな更新型のサイトを立ち上げたの」という感じで、なかなか理解されませんでした。「オウンドメディアリクルーティング」という言葉も知られていなかった時期だったと思います。

そもそもコロプラの人たちは、どちらかというと "出たがり" の逆のような人たちです。むしろ「ぜひ出たい」という人は稀で、「恥ずかしいけれど、採用のためなら」と協力してくれている感じです(かくいう私も写真に写るのは苦手です)。

また、常に新作を開発しているゲーム会社ゆえに出せない情報も多々あり、要注意ポイントがたくさんあります。でも、それらのポイントを一つ一つクリアして、安心感を持ってもらえない限りは、社内の協力が不可欠の採用オウンドメディアの運営は難しいと思います。そして逆を言えば、長期的な視点を持って一つ一つ改善していけば、徐々に受け入れられるようになり、協力体制が整っていくものです

3 Be-ars 独自の運営方針 〜KPIの立て方〜

よく「オウンドメディアのKPIの立て方は難しい」と言われます。さらに採用オウンドメディアの場合、募集職種に該当する求職者の母数がそもそも少ないということもあるわけで、仮にPV数やセッション数が高くても、真のターゲット層(求職者)でない方に見ていただいている可能性が高いです。また、SNSに関しても採用関連の記事は求職者にとって「シェアしたくない」類のものだと思います。自分がその企業に入りたいとき、ライバルを増やしたくないし、就職・転職活動中だと知られたくないと思うのが普通ですよね。さらに採用では、基本的に読者が常に入れ替わります。就職・転職活動が終わっても "入社しなかった会社" の記事を読み続けるという人は少ないでしょう。

そもそもこれだけコンテンツが溢れた現代において、自分たちのメディアの全記事を多くの方に読んでもらうなんて不可能です。記事本数にこだわって数を増やしたところで内容が薄いと、次に読んでもらえる可能性は低くなってしまいます。

そんなわけで、【Be-ars 独自の運営方針】は以下のように定めています。


1 現場最優先。
 ∟ ゲーム制作の現場はもちろん、全職種の出演者に対して "本業を最優先" してもらうため、原稿確認の"締切" や "公開日" はあくまでも「希望」とする。関係者が納得のいく形で記事を公開する。


2 一喜一憂しない。
 ∟ PV数やセッション数は1つの指標ではあるが、仮にPV数が低くても採用に直接役立つ記事も多いので、数字に一喜一憂しない。そもそも「こんな記事がほしい」とリクエストされたものを作るので、必要な記事である。

3 内容重視。
 ∟ 採用オウンドメディアは "毎日の更新が楽しみ" とされる類のものではなく、求職者が必要なときに必要な情報を深く知るための媒体である。よって記事本数を追うのではなく、あくまでも1本1本の情報量を深くすることに努める。

採用オウンドメディアは1日にしてならず。
長期的な視点を持ち、会社の歴史や文化を伝えるメディアを着実に育てていくことが、会社の資産の一つになると信じて、コツコツコツコツ記事を作っています。

4 採用オウンドメディア運営の面白さと制作体制

最後に、採用オウンドメディア運営の面白さについて少し触れておきたいと思います。
今回の入賞で、Be-ars は思いがけずスポットライトを当てていただきましたが、実際はかなり裏方の仕事です。

社会に大きなインパクトを与える商品やサービスを作る仕事の逆で、決して多数ではない方々に、コロプラのコアな採用情報を届けることを目指しています。その過程で、いろんな職種の方の人生に触れるような話を聞けるのはとても楽しいですし、入社された方から「あの記事を読んで入社しました」なんてメッセージをいただいたりすると、大きな喜びを感じます。

ちなみに、Be-ars の画像は個性豊かなデザイナー陣が制作しています。彼らは Be-ars 以外のデザインも担当していて、私も Be-ars 以外のコンテンツのディレクションや作文 etc. も担当しています。他にも非常勤ですが、カメラマン、ライター、Webマーケター(それぞれ1名ずつ)ともタッグを組んでいます。私一人で完成させられるものはなく、そもそもこのサイトを作ってくれた制作会社さんがなければ、このメディアは存在しません。これまでご協力いただいてきたみなさま、いつも読んでくださっているみなさまに改めて、感謝申し上げます。

思いが募って、ちょっと長くなってしまいました。
次回は、「採用オウンドメディアの運用メリット」についてお話しする予定です。お楽しみに!