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シナリオありきのゲーム開発。ライターがコロプラで感じる最上級のやりがい。
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シナリオありきのゲーム開発。ライターがコロプラで感じる最上級のやりがい

T.M

ゲームシナリオライター

コンシューマーゲーム会社でシナリオ制作を経験後、フリーランスのシナリオライターとして13年間活動。コンシューマーゲームやPCゲームのシナリオを多数手がける。コロプラ入社後は『PaniPani-パラレルニクスパンドラナイト-』を担当。

ユーザーさまの声をシナリオに反映させたかった。
スマホゲームの運用なら、それができる

ゲームのシナリオライター(※以下、ライター)を目指したきっかけは、10代の頃に流行っていた某恋愛シミュレーションゲームでした。メインキャラがあまり好きじゃなかったので、お気に入りのサブキャラを中心にした物語を書きたいと思ったんですよね(笑)。

専門学校のシナリオライターコースで勉強することにしたのですが、在学中にコンシューマーゲーム会社の採用が決まって、すぐにライターとして働くことになりました。当時のゲーム業界はライターの需要が多く、フリーランスの人も多かったので、自分も1年ほど経験を積んで独立しました。

コンシューマーゲームのシナリオはとにかく量が膨大なので、1作に何人ものライターが関わります。業界全体でそれ相応にライターの数も多いのですが、経験者とほぼ未経験に近い人の差が激しかった。途中で投げ出してしまう人もいて、仕事を任せられるライターが足りてないといった状況でした。
そのためシナリオを1から手がけたことがある経験者はすごく重宝されて、フリーランスでも仕事には困らなかったです。こうしてフリーランスで13年間、ライターの仕事を続けてきました。

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コンシューマーゲームやPCゲームの場合、リリースされたらライターの仕事も終了になるので、最初の案出しがすべてになります。それがユーザーさまの求めるものと合致していればいいですが、違っていた場合、修正がきかないんですよね。

だけど、ユーザーさまの反響を見ていると、「この発想はなかったな」と後から気づかされることが多くて。「どうしたらユーザーさまの声を反映できるだろう?」と常々考えていたんですが、あるときスマホゲームの運用だったらできる!と思いついたんです。

スマホゲームを制作している会社を調べたところ、もっともシナリオに力を入れている印象だったのがコロプラでした。中途のシナリオライターを募集していたので、さっそく採用説明会に参加することにしました。

簡潔な文章でテンポよく表現するためにも、
豊富なボキャブラリーが求められてくる

僕が採用説明会に申し込みしたときは、ポートフォリオの提出が求められました。そこで僕は、これまで書いてきたゲームのシナリオではなく、ゲームの特典映像として制作されたドラマCDの脚本(原稿用紙30枚ほど)を提出しました。なぜかというと、ゲームのシナリオは何百ページにもなる膨大な量なので、読む側の負担になりますし、文章力がすぐに判断できるもののほうがいいと考えたためです。そのほかにディレクション用に作っていた資料を添付しました。

コロプラに入社後は『PaniPani-パラレルニクスパンドラナイト-(※以下、『パニパニ』)』のシナリオに携わることになりました。中高生が異世界に行くというストーリーですが、どうすればリアリティーのある話にできるかを考えていきましたね。
しばらく仕事をしてみて、入社前の印象通りコロプラがシナリオに力を入れていることを実感しました。『パニパニ』に関して言うと、たとえば新たな異世界を作る場合、まずライターがその国の文化や世界観を考えて、デザイナーがその設定を踏まえた上で画像を作っていくという......シナリオありきの流れなんです。

あとコンシューマーゲームとの違いを感じたのは、画面に表示できる文字数が少ないので、いかに簡潔にコンパクトにまとめられるかが重要になってくるということです。そのためにもボキャブラリーが大事になってきます。同じ表現を使わないようにするためにこまめに辞書を引くようにしていて、類語辞典もよく使いますね。

そのほか、テンポを重視しています。というのも簡潔な文章でタップを一定にするとテンポが良くなるんですね。そのうえで重要な場面だけ、ちょっと文章を長くしたり、ちょっと難しい言葉を使ったりすることで、ちゃんと読んでもらえるようにしています。

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たとえ文章に自信がなかったとしても、
面白い話を考えるのが好きなら、チャンスはある

ライターには2つのタイプがあるように思います。ひとつは想像をかき立てるような文章力で読ませるタイプ。もうひとつが面白い話を考えるのが好きなタイプです。文章力については技術的な面もあるので上手い人が教えることもできますが、面白い話を考える発想力に関しては、生まれもった素養とこれまで培ってきた部分になるので、なかなか教えづらい。

もし「文章力に自信がないからライターはムリ」と思っている方がいたら、「そんなことはない」と伝えたいです。面白い話をすぐに思いつける方なら、ライターになれるかもしれません。
とくに運用フェーズになると、次々と新イベントのストーリーを考えることになります。まずプランナーが概要を考えるわけですが、たとえばクリスマスシーズンの場合、「人気キャラ×クリスマス×ほんわかムード」というオーダーがあったとして、すぐに面白い話が思いつけるかどうかが大事なんですよね。

どんどんアウトプットしていくためにも日頃から映画やドラマ、漫画など、いろんな作品を見て常にインプットすることを意識しています。もちろん純粋に楽しんで見ていますが、その作品が面白いと思ったら「なぜ面白いのか?」を考えます。逆につまらないと思ったら、その理由を分析して「自分だったらこうする」と考えてみる。

流行を知ろうとすることも大事です。とりあえず面白いか面白くないかは置いておいて、それが多くの人に受け入れられているという事実を受け止めてみるんです。そして「なぜ流行っているのか?」を考えて、自分の仕事に取り入れてみようとする姿勢が重要だと思っています。

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フリーランス時代の後期にはシナリオ執筆だけでなく、ディレクションも担当していました。それもあって現在はシナリオ制作の協力会社やフリーランスライターのディレクション業務にも携わっています。

自分でシナリオを書くより、アイディア出しやアサイン業務、資料作りが中心になってくるのですが、もともと僕は文章が得意というより、面白い話を考えることが好きなタイプなので、その方がやりやすい。コロプラには文章力の高い方が多いので、できれば自分より上手い人に書いてほしいですね(笑)。これから『パニパニ』を運用していくにあたって、ユーザーさまの声を積極的に取り入れていきたいと思っています。