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ラノベ作家出身の『白猫』シナリオライター
PEOPLE

ラノベ作家出身の『白猫』シナリオライター

Y.T

シナリオライター

20代の頃は演劇活動に情熱を注ぎ、脚本と演出を手がける。その後、ライトノベルの新人賞を受賞して作家デビュー。2014年にコロプラに入社後『白猫プロジェクト』のシナリオを担当し、現在はメインライターを務める。

演劇の脚本を書いていた経験を活かしてラノベ作家になり、
今はゲームで物語を書いている

20代の頃は主に自分が主宰していた小さな劇団で脚本と演出を担当していました。劇団中心の生活だったので、就職もせずにずっとアルバイトをしていましたね。

そんな生活を続けていた20代の後半、ある舞台で大きな赤字を出してしまい、まとまったお金が必要になったんです。そこで思いついたのがライトノベル(以下、ラノベ)の新人賞に応募して賞金をもらうことでした。脚本はずっと書いていましたが、小説を書くのは初めてだったので、ラノベについて勉強して、ひとつ物語を書きました。
その作品が新人賞を受賞して、賞金で赤字の穴埋めもできて、本を出版することもできました。でも2作目を書く仕事がなかったので、あいかわらずアルバイトを続けていました。

そんなとき、同時期にデビューした作家仲間がコロプラで働いていて、「ゲームシナリオライターを募集しているよ」と教えてくれたんです。それからコロプラの「シナリオライター採用セミナー」に参加して派遣社員として働くことになり、そのまま正社員になりました。コロプラに入ったのは『白猫プロジェクト』がちょうどリリースされる頃でしたね。

当時のソーシャルゲーム業界は黎明期だったこともあってシナリオがあまり重視されていなかったと思います。そんななかコロプラは『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』でストーリーに力を入れていて、『白猫プロジェクト』では専属のシナリオライターを付けるようにしたわけです。僕は第4章からシナリオを書くことになりました。

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既存のものを真似していては、新たな面白さは生まれない。
ゲームに限らず、物語にはオリジナリティーが大切

僕が参加したのはすでに『白猫プロジェクト』のリリース後で、第3章まで公開されていました。書き手としてはイジりにくいタイミングですね(笑)。それまでの展開をベースにして次の展開を考えなくてはいけないわけですけど、まだ構想がぼんやりしている状態でした。それについて「始まりと終わりがあるような、一つの物語として組み直してほしい」とオーダーされたので、同僚のライターと根本からシナリオを見直していくことにしました。

そこで大事にしようと思ったのが「オリジナリティー」です。以前ラノベ作家としてデビューして出版社と2作目について話し合ったとき、当時は異世界モノが流行っていたことから「冒頭で主人公を異世界に飛ばしてください」とオーダーされたことがありました。結局、それは書きませんでしたが、「流行っているから」という理由で作品を出していると、似たようなものばかりになってしまうので、それはゲーム作りにおいても気をつけなければいけない点だと思っています。

その点、『白猫プロジェクト』はどんどん新しいことをやっていこうというムードがあるので、オリジナリティーのあるシナリオを書くことができますし、大枠のストーリーさえ守っていれば、いろんなバリエーションのシナリオも書けます。かなり奇抜なシナリオにもチャレンジさせてもらえるので面白く、やり甲斐を感じています。一方、3年近く続いているゲームなので、これまでの歴史や絶対に外してはいけないルールなど守るべき部分はちゃんと守って作っていきたいと考えています。

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ゲームシナリオライターに必要な2つの素養

シナリオライターのチームにはラノベ作家出身や映像業界出身の人が多くて、ゲーム業界出身の人は逆に少ないです。ゲームのシナリオには、たとえば「敵を倒してアイテムをゲット!」といったゲーム上の行動をシナリオ化していくことが求められるので、多少のコツは必要になってきますが、物語を書くことができる人なら慣れさえすればできると思います。

ただし、ゲームシナリオライターの素養として、絶対にこれがなければいけないというものが2つあると思っています。1つ目は「放っておいても書くこと」。ヒマな時間があるとつい書いてしまう人ですね。とにかく書くことが好きでないと、続きません。

2つ目は「たとえボロクソに言われても(書くことを)辞めないこと」。自分が書いたものがすぐにリリースされてすぐに反応が返ってくるところが、この仕事の面白いところです。喜んでいただけたときはもちろん嬉しいですが、ときには辛口のコメントをいただくこともあります。でもたとえボロクソに言われてもただ落胆するのではなく、批判を受け止めるところまでがシナリオライターの仕事だと考えています。そして「次はより良くするぞ!」と思って前に進んでこそ、より多くの方に楽しんでいただけるものが作れるようになっていくのではないかと思っています。

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