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白猫プロジェクトのディレクター
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『白猫』ディレクター角田氏に聞く!ヒット作を作るのに必要な考え方

白猫プロジェクトのディレクター

角田亮二

ディレクター

映画の世界に魅せられて「CGをやりたい」と決心し、美大の「絵画コース」へ進学。卒業後はテレビの映像制作会社へ入社し、CG制作を担当。その後、学生時代の先輩である浅井Pの紹介で、コロプラに中途入社。3Dデザイナーとして多くのゲーム制作に関わり、『白猫プロジェクト』の担当に。現在は新規ゲームの作り手でありながら、部長職も担う。

中途入社して4年目の角田氏は、コロプラで様々なコンテンツ制作に参加。『白猫プロジェクト』の開発プロジェクトマネージャーを務めるなど、3Dデザイナーとして多くのゲーム制作に携わってきました。「世代を超えて受け入れられるゲームを作りたい」という思いでヒットコンテンツを発信し続ける、角田氏の原点や考え方に迫ります!

「絵が好き・映画が好き・CGを作りたい」という思いから美大に入り、浅井Pに出会った

まずは、現在の業務内容を教えていただけますか。

新作のプロジェクトマネージャーと部長を兼務しています。新作ではプロジェクトリーダーとして面白いゲームを作り切る、という仕事をしています。

これまでコロプラでどんなことに携わってきましたか?

コロプラに中途採用で入って4年目なのですが、入社してすぐ『バトロボ!』、『クマの花火パズル!』、『どうぶつアーク!

リズムコイン2レボリューション!』の3Dデザイナーを担当させてもらいました。それから『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ(以下、黒猫)』のクリエイティブ部分全般を任されまして、『白猫プロジェクト(以下、白猫)』開発時にプロジェクトマネージャーを担当することになりました。

『白猫』をリリースして落ち着いた頃に、『ランブル・シティ』のプロジェクトマネージャーも担当させていただいて、現在は新作のプロジェクトマネージャーをしています。基本的に作り手として活動してきていますね。

美大のご出身ということですが、小さな頃から絵を描かれていたのですか?

そうですね。もともと絵を描くことが好きだったこともあって、小学校3年生の時から週に1回、近所の絵画教室に通って絵を描いていましたね。美大に入ろうと思ったのは高校2年生の時で、美大では絵画コースを専攻しました。

美大に行こうと思ったきっかけはどんなことだったのですか?

高校生の頃、映画『ロード・オブ・ザ・リング』が大好きになったんですが、DVD特典を観たときに、衣装デザインのバックボーンやアートのコンセプトが作り込まれていることを知り、衝撃に近い感動を受けました。「自分もこんな世界を作りたい!CGをやりたい!」と思ったことが、美大に入ろうと思ったきっかけでしたね。

そして「CGをやるなら、絵が描けないといけない」と思い、高校2年生の時に進路を決めました。

我が家は理系一家で、それまで自分も含めて家族全員が理系に進むことが当たり前というような人生プランだったのですが、「美大に行きたい」と家族に相談しました。

末っ子だったので、どこか甘やかされていたというか、ワガママを言ってもそれまでは反対されたことってなかったのですが、はじめて厳しい顔をされて、「合格するなら行かせてあげるけど、合格できなかったら出家しなさい」と言われましたね。

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出家ですか!?

父の知人に、お坊さんが行く大学を運営されている方がいて、美大に落ちたらそこに行けと言われたんです。浪人はさせてあげられないからと。理系に行くでもなく、お坊さんになれ、と(笑)。まぁそのくらいの覚悟で行けという厳しいメッセージでしたね。美大に落ちたら出家するくらいの覚悟でやるなら認める、といった感じの。

美大へ入学するために、どんなふうに勉強されましたか?

高校生になってからも絵画教室には通っていたのですが、美大に行くと決めてからは予備校の「受験コース」にも通うようになり、デッサンの勉強をしましたね。

週に1回だった絵画教室も週に3回くらい行くようになって、そこでもやはりデッサンをしていました。

それまでは、例えば「夏の思い出を描いてみましょう」といった記憶の中にある絵を描くといった感じで良かったのですが、美大に入るには目に見えるものをデッサンで描く必要があったので、とにかくたくさんデッサンをしていました。

美大では絵画を専攻されていたとのことですが、具体的にはどんなものを描いていたのですか。

純粋に、油絵とかアクリル画などを描き続けていました。大学では面白い人たちにもたくさん出会いましたね。その中の一人が、部活の先輩だった浅井Pでした。美大では絵をとにかく描いて、CGをやることも一切なく。それどころかPCにもほとんど触らず過ごしました。でも「CGをやりたい」という気持ちを変わらず持っていたので、就職時には1からCGをやらせてくれる会社に行きたいと思い、就職活動をして前職の会社に入りました。

社会人になってから習得したCGと、大好きなゲームのこと

前職ではどういった仕事をされていたのですか?

前職ではテレビのCG映像を作っていました。

1年目からテレビ番組の中で使われる一場面といったようなCG制作をさせていただいて、2年目からはコンテから打ち合わせ、納品までを一人で担当するといったことを任されるようになりました。

まったくの初心者で、大学を出て就職してからCGをはじめたのですが、これが本当にめちゃくちゃ面白くて!それまで絵を描いてきた経験も、絵コンテを作る際などにとても役立ちましたね。

CGを自分で勉強していく過程でショートアニメを作ってYouTubeにUPすることもありました。それまでゲームを作るということはなかったのですが、CGを制作しながらいろいろなことを覚えていった中で、キネクトとUnityをさわってみて、初めて「ゲームを作れるな」と感じました。

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コロプラに入ったきっかけは?

大学時代の先輩である浅井Pの紹介でコロプラに入社することになりました。デザイナーとして入社して、すぐゲーム制作に携わりました。

ゲームには映像とは違う制約があったり、テレビ画面よりスマホのほうが画面が小さかったりするので、インパクトを一瞬で与えるためにはどうしたら良いのかなどと考えるべきことがいろいろありましたが、モノを作ることが好きなので、楽しい悩みでした。そして今でも本当に楽しく仕事をしています。

ゲームにはもともと興味があったんですか。

やっぱり小さな頃からゲームが好きで、一人ですることはもちろん、友達で集まってゲームをすることもありました。コンシューマーもオンラインもやっていましたし、ゲーム全般が好きでしたね。特に、『The Elder Scrolls V: Skyrim(スカイリム)』、『moon(ムーン)』、『ファイナルファンタジー』シリーズを、結構遊んだと思います。

「自分の趣味と、仕事で多くの人たちに向けて作るものは違います」

やはり、ものづくりをすることは昔から好きだったんですか?

ものづくりは昔から大好きでしたね。小学生の頃から、月刊漫画誌に載っていた「人形の改造のやり方」みたいなのを見て、電動ドリルやパテを自分で盛ってヤスリをかけて......といった人形作りや、オリジナリティのあるプラモデル作りに熱中していました。

一人で黙々とモノを作り上げることが好きだったんだと思いますね。そういった遊びを中学生の頃まで続けていましたし、『ロード・オブ・ザ・リング』に衝撃を受けてからは、世界観というものを創り上げるということに憧れて、こういうものを作りたい!という気持ちになりましたし......今も『黒猫』『白猫』をはじめ、ゲームにおける演出なども考えて、1本のゲームを創り上げていくのが楽しいです。

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コロプラでゲーム制作をする際に、意識されていることってありますか?

外からの情報を多く入れるようにしていますね。情報や流行を把握しておかないと広い世代に対応したものは作れないと思っているので。

新しい情報を入れずに、自分の年齢だけ上がってしまうと、自分と同世代の人たちにしかウケないゲームを作ることになってしまうと思うんです。すべての年代の位置に立つことはできないものの、各年代の「面白い」を共有すれば、どの年代にも通じる「面白い」と感じるポイントがあるはずなので、そのポイントを判断できるよう、いろんな情報や流行に刺激されていたいなと思っています。

各年代の「面白い」を知るためには、日頃からいろいろなところにアンテナを張っていないといけないのでしょうね。

はい。各年代というのは、もちろん小さな子供も対象になるわけですが、特に子供のストレートな評価って、いいなあと思っているんです。子供って気を遣うことなく、なんのフィルターもかけずにストレートに「これ、つまんねー」とか「これはめちゃくちゃ面白い」とか言うじゃないですか。以前、子供にストレートに届くアートを作りたいという気持ちを持っていたこともあって、そういった、子供にも純粋に届くようなモノを、各年代の方に楽しんでいただけるような形で作っていきたいと思っていますね。

映画から受けた影響によって3Dデザイナーを目指したということでしたが、今も映画は観るのですか。

映画は好きで今も観ますが、結婚をして子供も生まれて、人生の中で映画館に行きづらい時期に突入したので、最近70インチの最新4Kのテレビを購入したんです。最大8K相当にもなるというそのテレビと、前から持っていた、サウンドをより良くするオーディオと共に、家で映画を最大限楽しめる空間を作って楽しんでいます。映画を観ていると、仕事への刺激になることもあります。

好きな映画監督はいますか。

ミシェル・ゴンドリーが好きですね。観ていると「映像が好き!」という気持ちが伝わってくるんですよ。それを見ると共感して「俺も好き!好き!」と思いますね(笑)。ただ、映画は好きですが、作りたいという気持ちはありません。将来死ぬほど金があったら趣味で作ってみたいです(笑)。自分の趣味と、仕事で多くの人たちに向けて作るものは違います。その切り替えはしっかりと意識していますので、自分の趣味を仕事で活かしつつも、多くの人たちが求めているであろう、わかりやすく「面白い」と思っていただけるものを目指して、モノづくりをしています。

求む! 賢くて、変態的センスの持ち主!

角田氏は中途でコロプラに入社しましたが、新卒や中途でコロプラに入社したいという方々に向けて、こんな人がコロプラに向いている!というのがあれば是非教えてください。

そうですね......賢い人(笑)! でしょうか。具体的には、人の話を聞いてすぐに咀嚼し理解する人がいると、「この人いいなあ」と感じます。さらに言うと、ざっくりとした話を理解して、それに自分の意見を取り入れて膨らまして返してくれるような人は、モノづくりをするのに向いているなと感じます。

あと、デザイナーに求めるのは......変態的センスですね(笑)。コロプラでも多くのデザイナーを見てきていますが、みな腕があるので一定のものは簡単に作り出しちゃうんです。でも、その先をいく強烈なクリエイティブを生み出すには、普通のセンスを超えた、ある種の変態的センスが必要だと思うんです。

なるほど。単にデザインができればいいということではないんですね。では最後に、今後コロプラでやっていきたいことなどありましたら、教えてください。

やはり自分はクリエイターなので、引き続きモノづくりをしていきたいですね。ゲームを作ることが本当に面白くて、楽しいので、これからも多くの人が楽しめるモノづくりをしていきたいなと思っています。あとは、多くのクリエイターを発見して、育てていきたいなとも思っています。

小さな頃から絵を描くことや、オリジナルのモノづくりが好きだったという角田氏。 映画に刺激を受けて入ったCG業界でテレビ用の映像を作り、中途入社したコロプラでその才能を開花させました。こだわりを持ってモノづくりをしながら、たくさんの人に楽しんでもらえるゲームを創り出すことが楽しい!という角田氏が今後生み出すゲームに注目です!

おわり