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技術の共有だけでなく、コロプラの文化継承になっていく 〜新卒エンジニア社内勉強会〜
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技術の共有だけでなく、コロプラの文化継承になっていく 〜新卒エンジニア社内勉強会〜

コロプラの新卒エンジニアたちには、ある共通の危機感がありました。

それは「研修期間中は気軽に話していた同期も、各部署に配属されると会う機会が必然的に減り、情報共有や相談がしづらくなってしまうのでは......」というものでした。コロプラには『ブラザー制度』をはじめ新卒の成長をサポートする体制が整っていますが、やはり新卒同士で解消すべきことや共通の悩みは別にあるはず。

そんな中、田中マネージャーが新卒エンジニアのS川くんにこんなヒントをくれました。「去年の新卒は同期で技術共有会をやっていて、とても役立っているらしいよ」。

そこでS川くんは『2017年 新卒エンジニア技術共有会』(以下『17新卒LT会』※ LT:ライトニングトーク)の運営チームを立ち上げるべく、「自分が苦手なところを補ってくれる人たち」に声をかけたと言います。

そして集まったのは......
⚫︎ 情報発信を積極的に行い、サーバーサイドエンジニアとしてみんなが一目おくダシくん
⚫︎ プライベートでも交流があり率直な意見を言い合えるハルくん
⚫︎ 様々な視点からモノを見て考察できるゼリくん
⚫︎ みんなの意見をまとめるのが上手なK谷くん
⚫︎ 現場の意見をうまくキャッチアップできそうなBくん
⚫︎ 運営チームの運営スキル向上に力を発揮しそうな総合職のベベくん
で、S川くんを含め、7名のチームが結成されました。

(写真左下から反時計回りでS川くん、田中マネージャー、Bくん、ベベくん、ゼリくん、K谷くん、ダシくん、ハルくん)

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運営チームは定例会を実施して、次回のスケジュールやコンテンツの確認をします。具体的には、
⚫︎ 現場の課題共有
⚫︎ 企画のアイディア出し
⚫︎ 発表者との連絡調整
⚫︎ 社内広報
⚫︎ 内容の解析&参加率を上げるための施策
⚫︎ 参加者アンケート
などを行います。

さらに田中マネージャーが見守り役として参加することも決まり、すべては順調に進むと思われたのですが......実際に始めてみると、会の定期的な運営はそう簡単なものではなかったようです。

そこで今回は運営メンバーの定例会にBe-ars編集部がお邪魔して、『17新卒LT会』の概要から実施メリット、そしてみんなが抱えている課題まで話してもらいました。少し長くなりますが、業界や職種をまたいで存在する「運営の難しさ」を解消するためのヒントや工夫があったり、先輩から深いお話があったりしましたので、じっくりまとめたいと思います!
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『17新卒LT会』概要と実施メリット

『17新卒LT会』は先日リポートした『エンジニア技術共有会』と同じく、リフレッシュスペース「COLOPL Park(コロプラパーク)」で実施されています。

ときには先輩エンジニアをゲストに迎えることもありますが、基本的には約40名の新卒エンジニアの中から2名が登壇し、10分前後のプレゼンを行います。

コンテンツとしては「Shader超入門」や「スクラム開発の事例紹介」のように自分の得意分野や担当領域について発表する人が多いそうですが、「入力機器から業務改善! もっとマウスやキーボードのことを知ろう!」などといったTipsの共有ができるのもこの会ならではです。

具体的な実施メリットをまとめると、

○ 定期的に顔をあわせることで同期とコミュニケーションが取りやすくなり、新しい情報やノウハウを気軽にシェアでき、それが新卒エンジニア全体のスキルアップや効率化に繋がる。

○ 配属後、新卒が悩むポイントや抱える問題は共通していることが多いが、この会があることで早期に解決できる。

○ 一人一人が得意としている分野がわかり、さらにエンジニアとしての知識欲が高まるという相乗効果が生まれる(自分の知らない分野に強い同期の話を聞くことで、知識の種が増え勉強の幅が広がっていく)。

○ 情報をアウトプットする方法やプレゼンテーションの技術が身につき、社会人として必要なスキルが上がる。

○ 動画も配信しており、アーカイブした動画やスライドが会社の知の財産になる。

【発表した人の感想】
「人に伝えるためにはその分野の知識を完全に網羅しなければならず、突き詰めて勉強することができた」
「自分の発表を動画で見直したり、同期の感想を聞いたりすることで、自分の力や課題について振り返るいい機会になった」
「人に興味を持ってもらえるプレゼン方法について考えるようになった」etc.

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運営チームが抱えている課題

以上のように書き出してみるとメリットがたくさんありますが、運営チームにはちょっと悩みがあるようです。

課題1. 発表に対するプレッシャー
もっとライトな感じで誰でも発表しやすい雰囲気にしたいが、みんな真面目なため、がっつり丁寧なプレゼン資料を作ってくる。それが繰り返されるので、さらに「しっかりやらなきゃ感」が出てしまい、プレッシャーになる。

課題2. 既存業務との折り合い
通常の業務外の取り組みのため、発表資料作成の時間が取りづらい。

「こだわったプレゼン資料から学ぶことはたくさんありますが、この会の名前にもなっているLT(ライトニング・トーク)のようにもっと気軽に、ちょっとしたテクニックをシェアできるようになったらと思っています。というのも、実際に自分が担当したとき、意外とこだわっちゃって3日くらい掛けてしまったので(苦笑)」と、発表者を務めたことがある運営チームのメンバーも話します。

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ほかにも「エンジニア以外の職種も巻き込みたい」「ハッカソンをやりたい」「発表者のメリットをわかりやすく提示したい」「参加者のニーズをもっと反映させたい」など、やりたいことはたくさんあり、あれこれ悩みながら進めているようですが......最後に、田中マネージャーからこんなお話がありました。

「実はこんなふうに運営チームが作られるとは思っていなくて、S川くんにちょっと話したら、いつの間にかチームを結成していてびっくりしたのですが......面白そうなので、そのまま裁量を持って好きにやってもらうことにしました。

新卒と言っても私が知らないことを知っている人もいるわけで、たとえばある新卒エンジニアによるプログラミング言語の紹介は非常にタメになりましたし、スライドの見せ方で参考になるものがあるなど、同じエンジニアとして知識や興味がどんどん増えていくので、毎回楽しみにしています。

定例会ではときにおかしな方向へ議論が進んでしまい、つい意見を言いたくなることもあるんですけれど、少し待っていると必ず誰かが、私が言いたかったことを言ってくれるんですよね。だから基本的に私は発言しないようにしています。
私が発信したことを決定事項として受け止められ、作業だけやらされているという感じになるのは避けたいと思っているんですよね。自分たちで考え実行して試行錯誤を繰り返しながらより良いものにしてもらいたいですし、『社内だし、なんでもやってみればいいじゃん!』というスタンスで、見守り役に徹しています。

自分の仕事も精一杯頑張りながら、めちゃめちゃ真面目に運営してくれているので大変だろうなと思っているんですが、なかなか裁量を持って仕事できる機会もないと思うので、この機会にぜひチーム運用のスキルを身につけて成長してもらいたいです。
また、発表者や聴講者もお互い刺激しあって、スキル向上やコミュニケーションを活発にしてもらいたいと思っています。この会が文化として根付いて続いてほしいですね」。

このお話を受けて、運営メンバーたちからは「まだまだ発展段階で、改善しないといけないことばかりですが......先輩たちが『あの代、いいよね』と言われているように、僕たちも『2017年 新卒、いいよね』と言われるようになりたいんです。この会を通じて同期全体のスキルアップを図っていきたいです」と頼もしい言葉が出ました。

コロプラの文化である「我が事(わがごと)感」という姿勢が浸透しているこの会は、技術の共有だけでなく、文化の継承にも繋がっているんですね。今後の活躍が本当に楽しみですし、さらに進化した彼らの話をいずれリポートしたいと思います!!